
題名:『ヒックとドラゴン』(➀伝説の怪物)
『How To Train Your Dragon』
作者:ヒック・ホレンダス・ハドック三世
古ノルド語訳:クレシッダ・コーウェル
日本語訳:相良倫子・陶浪亜希
☆。₀:* ヒックとドラゴンについて *:₀。☆
◇作者と古ノルド語訳者
ヒック・ホレンダス・ハドック三世が書いた本(古ノルド語)を、
クレシッダ・コーウェルが(英語に)訳した物語である。
*本当にこの物語を創ったのは、クレシッダ・コーウェル。
☆。₀:* あらすじ *:₀。☆
ヒック・ホレンダス・ハドック三世は、バイキングのモジャモジャ族の男の子。
お父さんはモジャモジャ族で一番偉いカシラで、いずれヒックもカシラになるはず
だけど、体格も普通で器用でもない彼は、筋肉がたくさんあって、体が大きくて強
そうなバイキングの中では弱っちい存在だった。
バイキングは狂暴なドラゴンをペットにして狩りや生活をしている狩猟民族。自分
のドラゴンの子どもを捕まえて、自分で育てないと一人前にはなれない。
ヒックはとっても平凡な男の子だけど、ドラゴンのことを誰よりも知っていて、
ドラゴンと話すことができた。そんな彼が捕まえたのは、とってもわがままでとっ
ても小さなドラゴン。
トゥースレスと名前を付けて、話をしながらご飯をあげたり一緒に遊んだりしている
うちに、ヒックは少しずつトゥースレスと仲良くなっていった。
そんなある日、ヒックの住んでいる島に、シードラゴンというとても大きくて狂暴
なドラゴンがやってきた。大人たちが追い払おうとしたが、とてもかなわない。
島でただ一人ドラゴンと話ができるヒックが、島から出て行ってくれと言ったが、
シードラゴンは言うことを聞いてくれなかった。
強い大人たちが慌てているうちに、ヒックは友達と、友達の飼っているドラゴンと
一緒にシードラゴンを島から追い出す計画を立てた。ドラゴンのことをよく知ってい
るヒックは、みんなと協力して、シードラゴンを退治した。
しかし、シードラゴンはとてもしぶとくて、怒ってヒックのことを飲み込んで
しまった。かろうじてヒックは、シードラゴンの喉元に引っかかったけれど、一人
で出ることはできなかった。
そんな時、他の友達やドラゴンはみんな逃げてしまったけれど、トゥースレスだけは
逃げずに、ヒックのことを助けてくれた。
ヒックとトゥースレスの活躍でシードラゴンは倒れ、ヒックとトゥースレスは島の
ヒーローになった。
☆。₀:* 登場人物 *:₀。☆
☆モジャモジャゾク・キタイノアトツギ・ヒック・ホレンダス・ハドック三世
主人公のヒック。平凡な男の子。
モジャモジャ族のカシラの息子で、ドラゴンを観察するのが好き。
誰よりもドラゴンのことを知っている。
バイキングの中でただ一人だけ、ドラゴンと話ができる。
このお話を書いた本人で、ドラゴンの研究をまとめた本をいくつも出しているみたい。
☆トゥースレス
ヒックが飼っているドラゴン。
ドラゴンの中で一番体が小さくて、とてもわがままな性格。
いつもヒックのことを困らせているけど、勇敢なヒックの友達。
初めてヒックと出会ったころ、歯が生えていなかった。
「トゥース=歯」「レス=ない」
☆。₀:* 映画「ヒックとドラゴン」との違い *:₀。☆
映画と違うところは、
☆ドラゴンを最初から飼っている。
みんな自分のドラゴンを飼っていて、ヒックも物語の始めに自分のドラゴンを探しに行く。
☆ヒックがドラゴンと話せる。
映画に出ているヒックはドラゴンと話すことができない。
☆トゥースレスは普通のドラゴン。
映画のトゥースレスは、特別な「ナイトフューリー」というとても強くて速いドラゴン。
この3つが大きな違い。
他にも、シードラゴンが映画では別のドラゴンだったり、色々違うところがあるけれど、
ヒックとトゥースレスが冒険するのは一緒!
☆。₀:* 感想 *:₀。☆
2人が一緒に成長して、島や友達や家族を守るために強いドラゴンに立ち向かう!
いつもは平凡なヒックとトゥースレスだけど、いざという時の2人の勇敢さがカッコよくて羨ましい。
わがままなトゥースレスがとっても可愛いし、ドラゴンと話が出来るヒックのおかげでいろんな
ドラゴンの話が聞けるのもすごく楽しい。みんな人間みたいに、楽しいことが好きみたい。
映画とは違う二人の活躍が何だか新鮮で、ヒックと一緒に冒険している気分になってすごくドキドキ!
もしドラゴンがこの世界に現れた時、この本を読んでいれば、ドラゴンの扱いに困らなくていいかも?
『ヒックとドラゴン』の絵や本のことは公式ホームページに載っています!
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