
旧暦の月の読み方と漢字って、普段目にするものじゃないからとっさに出てこない!
日本には、旧暦というものがあります。
神無月や師走、なんてものはよく聞いたことがあるかもしれませんね。
でも、1月から12月までの全てって、意外と覚えられません・・・。
そこで、意味も一緒に覚えればきっと覚えられるはず!
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◆お正月に家族や親戚などが揃って睦まじく(仲良く)する月
が、由来として伝えられている有力なもの。
他にも・・・↓↓
○稲の種を発芽させるために、水に浸す時期でもあるので「実月(むつき)」
○一年の元になる月として、「元月(もとつき)」
があります。
◆まだ寒い時期なので、衣を重ね着する月として、「衣更着(きさらぎ)」
2月ってまだまだ寒いですもんね。
他の由来としては・・・↓↓
○「草木張り月(くさきはりづき)」から、
少し日が出てきて、草木が萌え映える時期として「萌揺月(きさゆらづき)」
草木が生え始める時期として「息更来(きさらぎ)」
芽の出た草木が根を張り出す時期として「生更木(きさらぎ)」
など、いろいろあります。
有力なものは、とくにないみたいですよ。
◆木草弥生い茂る、から、草木が生い茂る月
として、「弥」は「いよいよ」「ますます」という意味があり、
1月に水に浸しておいた稲の種が目を生やす時期として「弥生」
草木がだんだん芽吹き、いよいよ成長し始める時期でもあることから。
◆卯の花が咲く時期として「卯の花月(うのはなつき)」
◆稲の苗、早苗(さなえ)を植える月。「早苗月(さなえつき)」「早月(さつき)」ともいう。
早苗の「さ」。耕作の「さ」。早乙女(田植えをする女性)の「さ」。
いろんな「さ」が語源として残っています。
◆「無」は「の」という意味で使われているので「水の月」
田んぼに水を引く、たいせつな月。
もしくは・・・↓↓
○旧暦の6月は梅雨明けの時期だったので、雨がふらず、水がなくなる月。
という説もある。
◆稲穂が実る時期ということで「穂含月(ほふみづき)」
他にも・・・↓↓
○書道の上達として、短歌や詩を書いた七夕から、「文披月(ふみひらきづき)」
などがあるようです。
◆旧暦の8月は、今の9月頃にあたり、秋口として葉が落ち始めることから「葉落ち月(はおちづき)」
他にも・・・↓↓
○稲穂が膨らんで大きくなる「穂張り月(ほばりつき)」「張り月」
などがあります。
◆秋の夜長として、一年の中で夜が長い日が多いから「夜長月(よながづき)」
他にも・・・↓↓
○稲穂を刈り取る時期として、「稲刈月(いねかりづき)」
もあります。
◆全国の神様たちが、出雲大社に集まり、それぞれのお社から神が居なくなる月。
出雲大社に集まるので、出雲大社のある出雲地方(島根県)などは神在月になる。
他には・・・↓↓
○収穫した米で新種を作る意味の「醸成月(かみなんづき)」
○雷がようやく収まる時期なので、「雷なし月(かみなしづき)」
など、あります。
◆霜が降り始める時期なので「霜降月(しもふりつき)」
他には・・・↓↓
○稲扱き、脱穀などを済ませた新米をようやく食べれる時期ということで「食物月(をしものづき)」
などがあります。
◆師匠にあたる僧も、お経をあげるためにあちこち忙しく走り回る様子から「師馳す(しはす)」
他にも・・・↓↓
○一年が終わることを年が果てるといい、「年果つ(としはつ)」
○四季が終わる、果てることを意味して、「四極(しはつ)」
といういろんな語源があります。
どうでしたか?
語源などには、一つに定まっていないものや、いろんな説があるものなど
いろいろありますが、睦月や如月など、漢字と読み方が変わることはもう無いと思います。
と言っても、結構田んぼや神様にまつわる語源が多かったですね。
やっぱり、昔から大切にされてきたんですね。
旧暦の月の漢字と読み方を、意味と一緒に覚えてみてくださいね~♪