
冬至といえばゆず湯でぽかぽか温まりたいですよね。
でも、どうしてお風呂にゆずを入れるのでしょう?
ゆずの香りがいいから?
邪気を払うってどういうこと?
どうして身体があたたまりやすいの?
どうしてなのか、まとめてみました!
冬至とは?
冬至とは、一年の中で一番夜が長い日。
冬至を過ぎると、夜がだんだんと短くなっていきます。
昔から、太陽の力が弱くなる日と言われていて、
冬至を境にして太陽が元気になっていくことから、
太陽が生まれ変わる日として「一陽来復(いちようらいふく)」と言われています。
ゆず湯とは?
ゆずは香り強く、その香りで厄や邪気などの悪いものを寄せつけません。
それと合わせて、お風呂にも、身体を清めるという禊(みそぎ)という意味があり、
自分についた厄を払い、寄せ付けなくする、という意味があるのです。
物事が良いように運ぶという意味の「融通がきく」という
ゆず=「融通」という語呂合わせもあります。
湯に浸かれば病気が治るという「湯治(とうじ)」も、
冬至=「湯治」の語呂合わせからきています。
さらに、ゆずの効果として・・・
ゆずには、ビタミンやクエン酸などが入っていて、
身体を内側から温めてくれるので、血行が良くなり、冷え性を和らげてくれます。
身体が温まると、風邪もひきにくくなります。
さらに、湯船で暖められたゆずは香りが高くなり、リラックス効果もあります。
ゆず湯の正しいやり方
ゆずは湯船に入れる前に軽くホコリや汚れを洗い流しておきましょう。
湯船にお湯を張り、ゆずを入れます。
湯船に浸かったら、「一陽来復」と唱えましょう。
これで厄祓いができ、太陽が生まれ変わるのと一緒にいいことが起きるでしょう♪
ゆずを湯船に入れるときには、少し注意しないといけません。
湯船の中でゆずを揉んで、香りや果汁を湯に移します。
この時、果肉や種がでてしまうと、掃除が大変になります・・・!
○ ゆずを洗濯ネットのような目の細かい袋に入れる。
○ あらかじめ絞っておいたゆずの果汁だけを入れる。
○ ゆずの皮の部分だけを切り取って湯船に浮かべる。
○ 皮が破れないように、優しく揉んで湯船に浮かべておく。
○ ゆずを半分に切って蒸したものを浮かべる。
気をつけておかないと、排水口が詰まってしまうので・・・
また、ゆずは柑橘類の中でも刺激が強い方です。
果汁や皮の汁が目に入ってしまったり、
ゆず湯に入っていると肌がピリピリと痛くなる人もいます。
無理して入らないようにしてくださいね!
肌が敏感な人はこっちのほうがゆず湯気分を楽しめるかな?