
行く・逃げる・去る・・・なんて言葉を聞いたことはありませんか?
1月は「行く」 2月は「逃げる」 3月は「去る」
古くから伝わっているもので、発祥はありません。
ただ、昔も今も変わらず伝わっていて、意味していることも一緒なんです。
どうしてなのかをまとめてみました!
年始である1月から、3月にかけてはとても忙しい日々が続きます。
1月は新しい一年が始まり、新年の挨拶や七草などが多くあります。
支度や片付けに忙しい月です。
2月は、基本的に28日しかありません。
普段より日数が少ないので、仕事がいつもより忙しくなる上、スケジュールなども詰まります。
3月は年度末として、一年間の仕事をまとめる作業をしなくてはいけません。
その上、来年度に向けての準備や、仕事などで移動があったり
進学に向けての準備や引っ越しなども必要になってくる時期です。
1月から3月にかけての期間は、とても忙しい時期となります・・・
やることがたくさんあるのに、時間が足りない・・・
もっと時間がほしいのに、日がどんどん過ぎていく・・・
待って欲しいのに行ってしまう。
1か月の日にちが少なくてひと月があっという間に逃げていく。
いろんなことをしていたら、気がついたら日が去ってしまう。
そういうことから、それぞれの数字の読みを取って、
1月 = 「行く」
2月 = 「逃げる」
3月 = 「去る」
と呼ばれるようになったのです。
1月・行く 2月・逃げる 3月・去る
それぞれとても忙しい三か月を表現するにはちょうどいい言葉です。
他にも、旧暦の12月を表す「師走」というのがあり、
これは、寺の和尚や和尚の師匠までもが先祖供養のために各地を走り回る。
という大晦日に向けての準備を表した言葉です。
他にもたくさんあり、今でも残されています。
言葉遊びとして作られたのかはわかりませんが、事柄を的確に表しているからこそ、
今でも残っているのでしょう。