
革製品を買う時に、本革・合成皮革(ごうせいひかく)・人工皮革(じんこうひかく)・・・
って、いろいろと種類がありますよね。
安くて手頃なものが買いたい時や・・・
革製品を長く使いたい人は、ちゃんと見分けておいたほうがいいですよ!
それぞれの特徴をまとめてみました!
本革は、天然皮革(てんねんひかく)とも言って、
「牛」「馬」「鹿」「羊」「オーストリッチ(ダチョウ)」
「豚」「ワニ」「ヘビ」「鮭」・・・など
動物の皮を元にして作られた革製品全般のことです。
○ 丈夫で長持ち。
手入れをすれば、何十年も使い続けることができます。
○ 通気性・伸縮性がある。
ジャケットや靴などに使われることもあります。
その理由は、身体の熱や汗によって革が自分に合った形に変形します。
○ 耐水性が低い。
水を吸う性質があり、雨などで濡れた後にシミになったり、シワが寄ったりします。
○ 傷がつきやすい。
革の表面は柔らかいので、尖った物や爪などでも傷がついてしまうことがあります。
○ 手入れが必要。
手入れをしなければ、革が乾燥して形が変わってしまったり、硬くなってしまいます。
ただし、手入れさえすれば長持ちします。
よく、合皮といわれるもので、布や不織布などの上にビニールやポリウレタンなどの
コーティングフィルムをのせて塗装し、革のように作ったものです。
皮革と名前で使われていますが、動物の革は一切使われていません。
他にも、人工皮革(じんこうひかく)と呼ばれるものもあります。
人工皮革は、人工的に本革の性質や材質を作ったものです。
なので合成皮革より本革に近い存在です。
手触りや質感が本革に似ていて、値段が手頃なので人気もあります。
ただ、やはり人工的に作られたものなので
材質は合成樹脂を染み込ませたポリウレタンやビニールです。
○ 水に強い。
汚れたら洗うこともでき、ドライクリーニングが可能なものも。
○ 傷がつきにくい。
○ 値段が手頃
○ 劣化が早い。
布に樹脂をコーティングしたポリウレタンを合わせているだけなので、使っていると表面が剥がれてくる可能性も。
空気や紫外線などに触れていると、しだいに表面にヒビが入り、内側の布が出てくることも。
○ 寿命が短い。
劣化が早いので、日常品として使っているものなら、2~3年で表面がひび割れてきます。
それぞれ、長所と短所があります。
これから革製品を愛用していきたいのなら、本革製品を。
安くて色んな物を使いたいなら、合成皮革や人工皮革の製品を。
それぞれ、自分に合った製品を見極めて買う必要がありますよね。
注意が必要なのは、革製品と書かれた商品の値段が高いからと言って、
それが本革だとは限らないということ・・・。
うっかり、値段にだまされないようにしましょうね♪