
春の訪れを告げる春一番とは、なんでしょう?
風のことなのですが、どうして春一番という名前になったのでしょうか?
じきに気候が暖かくなってくる時期なので、
春一番とは何なのか、調べてみました!
春一番とは、春に吹く季節風のこと。
毎年、2月から3月の半ば・立春から春分の間に吹く、
南寄りの強い風が春一番になります。
春一番は、冬から春の変わり目でもあります。
観測される立春から春分の間に、
南からの「風速8m/s(1秒間に8m進む風)」が観測されて、
さらに気温が前日などと比べて上がっていると、
春一番が吹いたということになります。
ただ、毎年決まって吹くというわけではなく、
立春から春分の間に強い風が吹かず、春一番がない年もあります。
春一番は南寄りの風。
なので、春一番が吹くと気温が上がります。
春一番が吹いた日を境に、春に向けてだんだんと気温が上がり、
春の日差しや陽気が訪れてきます。
ただ、春一番はとても強い風なので、
竜巻が起こったり、突風で物が飛ばされたりすることがあるので、
とても危ないこともあります。
もし、その年に何度も「風速8m/s」を超える風が吹くと、
春二番・春三番・・・というふうに増えてい呼ばれます。
春一番はとても強い風なので、「春の突風」ともよばれます。
昔から、船が転覆したり、雪崩などを起こすこともあります。
一番、海での海難事故が多く、とくに漁師などが気をつけている風です。
過去には電車が風に煽られて脱線して転覆したこともあります。
時には、突風や竜巻が起こるので、気をつけないといけません。
最近の天気予報なら、突風が起きやすい日にはちゃんと伝えてくれますし、
春一番が吹きそうなら、きっと予報で伝えてくれます。
その予報を聞きながら、毎日の天気の変化と
暖かくなってくる機構の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
春一番は強い風で、危ないこともありますが、
春が始まる一番の知らせでもあるので、春一番を感じることができると、
なんだか新しい季節に向かって頑張れる気がしますね!
春一番とにている季節風として、木枯らし一号があります。
木枯らし一号は北寄りの風なのですが、計測方法が似ています。
木枯らしは乾燥していて冷たい風です・・・!