
結婚式に招待されると、新郎新婦の門出を祝って、必ずご祝儀を用意しますよね。
ご祝儀に包むお金には「新札」を使用するというのが常識になっていますけど、
どうして「新札」を用意しなければならないのか、
その理由を知っている人って、以外と少ないんじゃないでしょうか?
「新札を用意するのって、めんどくさいよね~」
と思われる方、実は多いんじゃないですか?
「財布の中に入ってるお札でいいじゃん」
「お金としての価値は変わらないんだから」
・・・なんていう声が聞こえてきそうです
「新札を用意しなくちゃダメ」というマナーどうしてできたのか、
ということについてはいろんな説があるみたいです。
今回はその中でも、もっとも有名なものをご紹介しますね。
「あなたの幸せを心待ちにしていました!」
という意味を込めるため。
これ、どういうことかといいますと、
結婚式の案内って、だいたい式の2~3ヶ月くらい前に届きますよね。
新札っていうのは、事前に用意しないと手に入らないものなので、
「事前にご祝儀を用意して、あなたをお祝いする準備をしてたんですよ!」
という意思を伝えるのに最適なんだそうです。
「新札もピン札も一緒でしょ~?
どっちも見た目はキレイなんだから、どっちでもいいじゃ~ん」
・・・なんていう風に、私も思っていた時期がありました。
実は、新札とピン札って大きな違いがあるんです。
新札 → 銀行で発光した、未使用の新札
ピン札 → 使用してるけど、折り目のないキレイなお札
ということなんです。
いくら見た目がキレイでも、誰かが使ったものだと
「あなたの幸せを心待ちにしてました!」
とは相手に伝わりにくいですよね。
もちろん、「ピン札が絶対にダメ!」ということではありません。
「どうしても都合がつかなくて、用意できなかった……」という場合は
ピン札でご祝儀を用意してもいいんじゃないでしょうか?
「ご祝儀には新札を」というのは、マナーであると同時に、
相手に対しての「おめでとう!」という心遣いでもあります。
ちょっとした手間はかかりますが、
その「ちょっとした手間」で相手が喜んでくれるなら
こっちも嬉しくなりますよね♪
結婚式当日になって「新札がない!」なんて慌てないように
ちょっとだけ余裕を持って用意しておきましょう!