
秋になると中秋の名月・十五夜がやってきます。
月にお団子とすすきを供えて、お月見をする・・・
だけど、中秋の名月と十五夜の違いとはなんでしょう?
どちらも同じ日のことを指していますが・・・
中秋の名月と十五夜の違いと、意味について調べてみました!
✱ 中秋の名月とは?
まず、中秋とは「秋の真ん中」のこと。
昔使われていた旧暦では、秋は7月から9月の間。
その真ん中に当たる「8月15日」が中秋になります。
秋には昔から月が綺麗に見え、特に中秋にはとても綺麗に見えたことから、
中秋の名月として月見が行われるようになったそうです。
✱ 十五夜とは?
十五夜とは、「芋名月」(いもなづき)と呼ばれる収獲を祝う日のこと。
名前の通り、里芋やサツマイモなど、秋が旬のイモ類の収獲をお祝いします。
月にお供えをして、収獲に感謝します。
他にも、十三夜には栗や豆類の収獲を祝ったり、
十日夜にはお米の収獲を祝うものもあります。
月の真ん中に当たる15日には、月が満月に近い状態になります。
中秋の名月として、月がキレイに見える理由として、
満月、もしくは満月にほとんど近い状態の月が見えることから、
十五夜の中秋の名月にはお月見をします。
✱ 中秋の名月と十五夜の違いとは?
中秋の名月と十五夜は、呼び名が違うだけで、本当は一緒。
同じ、旧暦の8月15日のことを指しています。
中秋の名月、十五夜は毎年同じ日じゃない・・・!
十五夜は満月か、ほとんど満月に近い状態と言いましたが、
本当に、満月とは限りません。
そして、旧暦の数え方は今の西暦の数え方とは少し違ってくるので、
毎年同じ日が中秋の名月になるとは限らないのです。
- 2016年;平成28年 = 9月15日
- 2017年;平成29年 = 10月4日
- 2018年;平成30年 = 9月24日
- 2019年;平成31年 = 9月31日
- 2020年;平成32年 = 10月1日
こんな風に、少しずつズレているのです。
お月見をする時は、その年の中秋の名月の日を確認してから
お月見団子や月見の用意を揃えるようにしましょう。