
ケーキやクッキーなど、小麦粉を使ったお菓子はたくさんありますが
半生や生焼けの状態のものを食べて腹痛になった・・・
など、小麦粉を加熱しないで口にすると、体調不良を起こします。
小麦粉の生食による腹痛や体調不良の原因を調べてみました。
✱ 小麦粉を生で食べると・・・
- 消化されない
小麦粉に含まれる「βデンプン」は、消化されにくく
食べてもすぐに腸へと送られてしまいます。
しかも、腸でも栄養を吸収できず、腸壁が刺激されて
人によっては腹痛や下痢、消化不良を起こす原因になります。
大量に食べてしまった場合によく起こりますが、
胃腸の弱い人の場合は、少量でも腹痛になる可能性があります。
- 美味しくない
小麦のデンプンがざらつき、舌触りが悪く、
あまり美味しくはありません。
✱ 小麦は生では食べない・・・
- 小麦粉は加熱調理用
小麦に含まれる「βデンプン」は、加熱することによって
消化の良いデンプンに変化します。
「α化」(糊化)と言われる変化ですが、
わかりやすいのがお米です。
お米も、小麦粉と同じように生のまま(生米)を食べすぎると
消化不良を起こしてしまいます。
これを、炊くことによって柔らかく「α化」(糊化)させることによって
美味しく食べることができます。
✱ 生食の危険・・・
小麦粉を卵や水などと混ぜて、ホットケーキやパン生地、
クッキーやケーキ生地にした場合・・・
手で触れたり、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存せずに保存した場合は
雑菌が繁殖しやすくなります。
食中毒になってしまう可能性があるので、
小麦粉で生地を作った場合は、すぐに加熱調理をするか、
冷蔵庫などできちんと管理しましょう。
✱ さいごに・・・
最近では、簡単な作り方のフォンダンショコラやカステラが人気ですが、
中には、半生の状態を完成としているレシピなども多々あります。
できれば、きちんと加熱して食べることをオススメします。
特に、バレンタインやクリスマスなど、他の人に配るものに関しては、
注意をした方がいいかもしれません。