
☆。₀:* オートミールとは *:₀。☆
燕麦(えんばく)という麦の一種で、「オート麦」とも言います。
それを脱穀し、もみ殻を取って加工したものがオートミールです。
押しつぶしたり、砕いてあるもののどちらか。
アメリカでは水や牛乳で炊いて、『おかゆ』のようにして食べたり、
朝食用のシリアルや、クッキー・パンなどの材料として使ったりもします。
腹持ちが良く、食物繊維が多く含まれているので、
便秘解消やダイエット食品、さらに、栄養価が高いので
妊婦さんの貴重な栄養源としても多く利用されています。
☆タンパク質と水溶性食物繊維が豊富。
ビタミンやミネラルも含まれている。
燕麦の中には、血圧を下げる効果や免疫力を高める作用、血糖値を安定させる作用など、
『身体の状態を健康にしてくれる』という研究などがされています。
◇ちなみに、『オールブラウン』というのは、オートミールの外皮の部分に含まれている
水溶性食物繊維だけを取り出して作った、シリアルのようなものです。
これが食品の中で一番水溶性食物繊維を食べられるものとされています。
☆。₀:* 水溶性食物繊維 *:₀。☆
オートミールに含まれている食物繊維は、『水溶性食物繊維』というものです。
水に溶けて水分を含むと、ゲル状になって胃や腸の不要なモノを掃除して
さらに大腸の硬い便などもまとめて、柔らかい状態にして身体の外に出してくれます。
ゲル状になると、消化するのに時間がかかります。
そのため、腹持ちが良くて満腹感が得られます。
ゆっくり消化されると同時に、普段ならすぐに身体に吸収されてしまう糖質も
同じようにゆっくりと吸収されていくので、食後に血糖値が上がるのを抑える効果もあります。
ダイエット食品や、青汁・便秘薬には、この水溶性食物繊維が多く含まれています。
普段の食生活では、なかなか水溶性食物繊維が取りにくいので、サプリメントで補給する人が多いようです。
☆。₀:* 健康的にオートミールを食卓に! *:₀。☆
アメリカなどの海外では、日常的にオートミールや燕麦を食べる習慣があります。
特に、アスリートなどの激しい運動をする人にとっては、欠かせない食品になっています。
☆オートミールのお粥
牛乳や水を入れて炊いたものに、ジャムやチキンなど、好きなものを入れて食べます。
中国の朝食粥みたいなもので、自分の好きにアレンジすることができます。
麦などと同様、そのものに味はあまりついていないので、シリアル感覚で食べると
少し違った印象を受けると思います。
☆オートミールクッキー
日本でもなじみのあるクッキーの生地の中にオートミールが入ったものです。
チョコチップや蜂蜜、レーズンなどの色んな味付けにもぴったり。
プチプチした食感のクッキーに仕上がります。
☆オートミールパン
パンの生地の中にオートミールが入っているものです。
フワフワなパンの中に、プチプチとした食感が混じり、美味しいです。
テーブルパンや、ミルクパン・チョコチップパンなど様々なものにあいます。
☆離乳食
オートミールは赤ちゃんでも食べれる食品。
柔らかく炊いて、いろんな味付けで離乳食としても食べることができます。
☆。₀:* 栄養価 *:₀。☆
100gあたりに含まれる栄養価
◇エネルギー :約380kcal
◇タンパク質 :13.7g
◇脂質 :5.7g
◇炭水化物 :69.1g
◇食物繊維 :9.4g
【ビタミン】
ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6
ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン
【ミネラル】
カリウム・カルシウム・リン・鉄
亜鉛・銅・セレン・モリブデン